【北中米自転車旅行記メキシコ編】ついにメキシコ入り!最初の大都市チワワまでの記録(その1)
ここまでの旅のあらすじ
ダラスでステーキ食べまくってパワー回復した。
ダラス~国境の町エルパソまでバスワープ
数日お世話になった友人宅を出て、またGreyHoundバスに乗って国境の街、エルパソまでワープします・・・
今回の旅の行程はこんな感じ。
青い線がバスでの移動、赤い線が自転車での移動。
エルパソからチワワまでの距離が400kmぐらいなので、ダラスから1,000kmぐらいですね。
アルバカーキーダラス間の運賃と同じくらいで、合わせて200ドル・・・まあ払う価値のあった数日間をすごせました^^
~~~~~~~~バス移動の過程はカット~~~~~~~~
ー2013/10/9ー
またほぼ1日かけてエルパソに到着。
写真は自転車を組みなおして走り出したところです。アメリカ最後の街と考えると感慨深い。
ちなみに今回から画像圧縮を覚えました。これまで無圧縮で写真投稿していましたがグーグルアナリティクス先生から「旅記事重過ぎんぞ?」と怒られてしまいました(笑)
また後日リライトして軽くしたいと思います・・・
途中で自転車屋を見つけたので予備のチューブや修理キットなど買い足し。
この日はバス移動で疲れたのでさっさとモーテルにチェックインし、買い出しを行ってからゆっくりしました。ここから先は僕にとって未知のエリア・メキシコ。英気を養わないとね。
最後の晩餐はなぜかこれから食べまくるであろうメキシカンをチョイス(笑)
換金がめんどくさいのでアメリカドルはここでできる限り使い果たしました。
そしてメキシコへ・・・最初の試練は危険都市脱出
ー2013/10/10ー
ここがアメリカとメキシコの国境です。陸路での越境は初めてなので緊張・・・
といってもアメリカ→メキシコの国境越えはそんなに審査は厳しくなく、職員もフレンドリーで「まじかよ、自転車で旅してんのかよ・・・クレイジーだな!がんばりな!」とフランクに会話しながらのチェックだったので楽勝でした。
逆にメキシコ→アメリカの国境越えは厳しいだけじゃなく長蛇の列ができてました。
国境のシンボル。ついにメキシコ入り・・・長い旅路を旅してきたものだ・・・。感動もひとしお。
ちなみに、メキシコ最初の街はシウダードファレス。
知っている人は知っているかと思うけど、戦争地域を除けば世界で2番目に治安の悪い都市と呼ばれる超危険な街です。
とはいえ昼は思ったより普通の都市って感じ。お金だけ引き出してとっとと走りぬけちゃうことにしました。
(楽天デビッドカードで銀行のATMから引き出せば現地通貨メキシコペソ(1ペソ=約6円)が引き出せます。便利!僕は資金調達は全てデビッドカードで行っていました。)
コンビニ。メキシコでも主に食糧調達はコンビニにお世話になることになります。OXXOってコンビニが一番メジャーらしい?
とっとと走りぬけちゃうとか言いながらほいほいとコンビニで話しかけられて仲良くなった兄ちゃんについて言っちゃう僕、ホント警戒心なし(笑)
まあいい人だったからよかったけど。そこらへんの線引きが難しいもんですねー、実際こうしてついていって色々話しするのも楽しいし。
ピザをごちそうになりました。
気を取りなおして再出発。ちっこいカジノがあった。
道を走っているとオッチャンが話しかけてきた。スペイン語だったからイマイチわからんかったけど、ここから先の道のりを教えてくれました。
丁寧にメモまで書いてくれた!世界一危険な街とはいえしっかり親切な人もいるんですねー・・・
メキシコ入って早々感動させられました。俄然やる気でる!ありがとう、おっちゃん!
バーナー用のガソリンを補給しようとガソリンスタンドによったところでぱしゃり。
FaceBookも交換しました(笑)スペイン語ばかりで何言ってるかイマイチわからんけど。
そして少し走ったところでさらにカップルに話しかけられてパシャリ。
メキシコ人人なつっこしすぎるwあちこちで「写真撮って」と話しかけられます。
基本的に陽気でいい人多いので、今のところメキシコ人の印象はかなりいい感じです。
なんとか郊外へ脱出。シウダードファレスを脱出できたことで少し安心ですね。
ちなみに、アメリカに引き続きメキシコも右側車線です。
ここから先はチワワまで都市はなく、ひたすらこんな感じのまっすぐな道を走っていくことになります。気持ちいいけどすぐ飽きる!
道のわきにいい感じに人の目につかない壁があったので、テントを張って野宿開始。
メキシコは野宿しやすいかも・・・基本的に街を出ちゃえば人いないしね。
道の向こうはなーんもない。
日本と違って、都市以外は何もない所のほうが多いんですよね、メキシコもアメリカも。
シチュー的なものとパン、コーヒーで晩御飯。
ちゃんとした設備があるわけじゃないから質素な食事しか作れないけど、野宿中だとこんなでもとてもおいしいです。
チワワまで途方もない道のり
ー2013/10/11ー
本日は移動日です。タイヤに植物のトゲが大量についていた!
走り出す前にきづいてよかった!パンクせずにすみました。
道端の植物みてみると思ったよりトゲトゲしい植物ばかり・・・野宿するときは気をつけないとだめですね。
コンビニでヨーグルトジュースとお菓子を購入。アメリカに引き続きお菓子は甘ったるいけどいいエネルギーになる。
ビスケットのうえにマシュマロが乗ったお菓子。ウマイ!
ほんとね、何もないんです。移動日は撮り高少なすぎてホント困る(笑)
チワワまであと300km。最寄街まであと50km。向かい風かつ地味に上り坂できついので、最寄街まで走りきるには少ししんどい距離。
ちなみに、メキシコではマイル表示からキロ表示に戻っています。わかりやすい!
少し走ったところにいい廃墟があったので迷わず野宿開始!
プロの野宿家はこういう廃墟があるだけでテンションあがってしまうものです。(あるある?)
ー2013/10/12ー
いい野宿場所で野宿すると疲れもかなり取れやすいものです。
しかもこの日はもう50kmぐらい走れば町だから楽勝モード!
物価も安いし、メキシコではレストランでの食事が多めになります。
飯もうまいし、メキシコ楽しいです^q^
ちなみにこれはブリトス。
メキシコの料理(タコスとかブリトス系)って基本同じ食材使ってて、大きさや巻き方が違うだけだったりする。
厳密には違うのかもしれないけど、まあうまいからOK!付け合せのナチョスももりもり食べました。
そんなこんなでシウダードファレス以来の町、ビヤ・アウマダに到着!
小さな町だけど、何もない所をひたすら走ってきたからとても安心。
シウダードファレスと違ってのほほんとした雰囲気だしね。
一泊150メキシコペソ(約900円)Wi-Fi付きと聞いて速攻宿にチェックイン!!
メキシコの宿ってこんな感じの最低限の設備だけある感じだけど、割と安めで泊まれるのでメキシコでは野宿より宿泊が多くなります。
初めての屋台でタコスに舌鼓をうつ
しばらくネットやったり以降の走行ペースを考えたりし、夕方になってから町の探索を開始する。
あまりイメージないかもしれないけどメキシコはチーズも結構生産されている。(スペイン統治時代に生産法がもたらされたらしい)
この店ではケソデアサデーロという種類のチーズを売っている。ケソがチーズという意味で、アサデーロが焼くという意味。
つまり焼くととけるチーズ!
タコスやブリトスにも結構使われててうまい!!
でかい食堂?TIPICOが「典型的な」という意味らしい。大衆食堂ってことかな?
コンクリのもろそうな空き家。
メキシコの家って基本耐震性全然なさそう。あまり地震は起きないらしいけど。
いい感じの屋台を発見したので晩御飯を食べることにした。
メニューはうえから・・・タコス、チーズ入りブリトス、マリネしたバーベーキュ~?的なやつ、焼いたブタ?、ハンバーガー・・?
スペイン語電子辞書片手に挑んでみたもののイマイチ検索に引っかからずよくわからない(笑)
親子で経営しているらしく、写真撮らせてくれた。似てる(笑)
無難にタコスを頼んでみた。メキシコではこういった屋台がどこにでもあり、一個あたり4~6ペソ(約20~30円)ぐらいで食べられることがほとんど。
正直、アメリカや日本で食べられるタコスと全然違ってめちゃくちゃうまい!
なんていうか、アメリカや日本で食べるタコスの生地(トルティーヤ。トウモロコシの粉でねった薄焼きのパン)って固いタイプのものが多いけど、メキシコではインドで食べたチャパティに似てやわらかい生地が使われることが多く、断然こっちのほうがいい!
シラントロ(パクチー)も嫌いだったけど、タコスの場合この香りが絶妙にマッチしてんだよね!メキシコにいる間にシラントロ好きになっちゃいました(笑)
うますぎておかわり(笑)大体4~5個食べればお腹が膨れます。
いやーメキシコはうまいもんを安く食べれて幸せ!
メキシコのビールといったらこれ!テカテービール!!
バドワイザーに似た軽い口あたりでグビグビ飲める。
走りきった後のビールはたまらない・・!
この日はとても幸せな気持ちでゆっくり休みました(笑)
チワワ到着まで書こうかと思ったけど、長くなってしまったので前後編に分けたいと思います。
後編に続く!
(後編書きました!)