【北中米自転車旅行記】グランドキャニオンを一週間フルで満喫しきった思い出を語る!
はじめに
こんばんわ、じゆにんです。
今回は宣言通り、北米自転車旅行記の記事を書いていきたいと思います。
といっても旅をしていたのは3年前のため、日記形式で書けるほど記憶が明瞭ではありません・・・
ダイジェスト形式で書いていくので、あらかじめご承知おきください。
今回は旅の最大の目的地である、グランドキャニオンでの日々について書いていきます!
ロサンゼルス~グランドキャニオンの旅路については僕のかつてのブログを見ていただければ幸いです。
グランドキャニオンはこんなところ
アクセス
グランドキャニオンはラスベガスから約450kmほど離れたところにあり、車で1日あればたどり着けます。
日本から直接行く場合は飛行機でロサンゼルス経由でラスベガスまで行き、そこからレタカーを借りてドライブでいくか、ラスベガスでオプショナルツアーを申し込んでいくのが一般的だと思います。
僕はロサンゼルスから約2週間、約1,000kmほど自転車で走ってたどりつきました。
どうせグランドキャニオンまで行くなら、ラスベガスでゴージャス気分を味わいつつ、レンタカーorレンタバイクをかりて歴史あるルート66をゆっくり堪能するのが一番お勧めです!
ルート66はアメリカ西部の発展に大きく貢献した国道で、1985年に高速道路の発展により廃線となったものの、古きよきアメリカの世界を色濃く残しており、いまなお人気のあるルートです。
ハーレーダビッドソン乗りのオジ様をよく見かけます。あこがれますねー!僕もいつかハーレー買ってルート66をのんびり走りたい。
古きよきアメリカ臭を色濃く残す小さな町、セリグマン。
オプショナルツアーでグランドキャニオンへ向かう場合はまず間違いなくここで休憩すると思います。お土産を買うのもオススメ!
入園料
ゲートにて車の場合30ドル、バイクは25ドル、徒歩自転車は15ドルの入園料を7日間滞在可能です。(2016年7月現在 公式サイトより)
一回払えば出入り自由です。
年間パス80ドルを買えば他の国立公園でも使えるようなので、長期滞在で他の地方も点々とするのであれば年間パスが結果的にお得ですね!
宿泊方法
園内にロッジがありますが、結構高いです。(調べた感じ大体¥23,000~、安くて¥11,000~)
上で書いた通り一度入園料を払えば出入り自由なので、宿場町のWilliamsやTusayanのホテル、モーテルに泊まれば比較的安く済むのでお勧めです(¥5,000くらい。貧乏旅行者にとってはこれでも高いけど(笑))
僕は実は2回グランドキャニオンに行ったことがあり、初めてのときはTusayanのロッジに泊まりました。売店もあるし、アクセスもいいので快適だった記憶があります。
でもやっぱり園内のキャンプ場に止まるのが一番おすすめですね!
Mather キャンプ場はグランドキャニオンのサウスリムのど真ん中で、自転車の場合は展望スポットまで数分で行くことができます。
僕が泊まった時は一泊6ドルほど、2~3ドルでシャワー&ランドリーも利用できました。
(自転車の場合。今ではもっと高いとの情報も・・・
車の場合はもっと高く、春~夏は予約しないと泊まれない程大人気らしいです。)
滞在したキャンプ場。滞在可能期間1週間フルでゆっくりさせていただきました。
近くにはスーパーも。観光地ぼったくり価格ではなく、普通に安いし品ぞろえもかなり豊富でした。
地ビール、でっかいナスやズッキーニ、肉を買い込んで毎晩バーベキューパーティしてました(笑)最ッッッ高な1週間を過ごせたのも安くて素敵なキャンプ場のおかげでしたね。
最大の見どころはやっぱり夕焼け&朝焼け!!
グランドキャニオンといったやっぱり夕焼け&朝焼けですね!
コロラド川が数千万年かけて削った赤褐色の山肌に夕日の赤い光が反射し、とにかく映える!!
Yavapoi Pointの夕日。観光客がいっぱい
Mathet Pointの朝日。Mather Camp場に泊まっていれば早起きもへっちゃらでした。
キャンプ場で宿泊する場合、コーヒーを淹れて夕日&朝日を見に行くのマジでおすすめです!
日本じゃとても見れない壮大な景色を見ながら飲むコーヒーはたとえインスタントコーヒーでも至高の逸品まで格上げされます。
とでもいうと思ったか?実は夜空も最高なんです
グランドキャニオンって夕日朝日の景色ばかり取り上げられがちですが、実は夜空もやばいんです。
自転車旅行で行ったときはちょうど満月の時期で全然見れなかったのですが、初めてグランドキャニオンへツアーで行ったときは新月の時期だったらしく、満天の星空を見ることができました。
ツアー引率の兄ちゃんと仲良くなり、ツアーの内容には含まれていなかったのですが「見せたいものがある」とのことで真っ暗なビューポイントまで車で連れてってくれました。
当時はデジカメを持っていなかったため、CNN.CO.JPから写真拝借。下のニュースは中身みてないけどくらいニュースっぽい(笑)
CNN.co.jp : 夜空を覆う「光害」、世界人口の3分の1は天の川見えず
僕が見た星空もまさにこんな感じで、ミルキーウェイをくっきりとみることができ、流れ星も祈りごとするまでもないほどぴゅんぴゅんと飛び交っていました。
これまで30年生きてきて一番きれいな星空だったということはいうまでもなく、一生忘れられない、言葉を失うほどの光景でした。
絶対またこの星空を見に行きたいですねー。
グランドキャニオンへ行く予定の方は月の周期もチェックし、新月のタイミングで行くことをおすすめします!
グランドキャニオンの谷底まで下りると・・・
グランドキャニオンはBright Angel Trailという山道を下っていくとコロラド川まで下りることができます。
ただ、険しい道のりなうえにサウスリムと谷底の気温差が激しい(サウスリムは高山気候、谷底は砂漠気候)ので日帰りの場合はコロラド川(キャンプ場12km)まで行くことは禁止されています。
僕は前日までにレンジャー事務局で受け付けをし、キャンプ場宿泊権の抽選に通っていたので、谷底までテントをかつぎ、二泊三日でのんびり谷底トレッキングを楽しんできました。
自転車旅行者だったのでバックパックは持ってませんでしたが、近くのスーパーで登山グッズのレンタルをやっていたので借りることにしました。
こんなかんじの荒れた山道を下っていきます。自転車をこぐ筋肉とは違う筋肉を使うようで、おりきった時は筋肉パンパンになっていました。
とんでもないとこでヨガ?してるお姉さんがいたので思わずパシャリ
谷底に降りるにつれ次第に暑くなっていくと同時に緑も増えていきます。
谷の上から見れる景色とはまた違った景色が待っていて、楽しすぎて疲れを忘れてました。
リスもそこらじゅうにいます。警戒心が少ないのか、近くですごくいい写真が撮れました。
かわいいけど、狂犬病のリスクがあるので手を出したりするのはNGらしい。
ちょうどBright Angel Trailの中間地点あたりにあるインディアンキャンプ場。
谷の上からみるとただただ荒野にしか見れないグランドキャニオンですが、降りてみるとこんなにも自然豊かなのが意外でした。
砂漠気候らしく、めっちゃ暑かったですけどね!
さらに下っていくと聖剣伝説にでてきそうな荒野が・・・断崖の町ガトだったっけ?
心の中ではひたすら聖剣伝説LOMのBGMがながれてます。テンションMAXでした!
そしてたどり着いたコロラド川!いつもは深緑色らしいですが、僕が行ったときは川上で雨が降っていたらしく濁っていました。ちょっと残念だけどこっちのほうが渓谷を削った激しい川を感じられて逆によかったかも。
そしてたどりついたゴール地点、ファントムランチのキャンプ場。
ここまで12km、片道7時間ほどでたどりつきました。疲れ果てて、暗くなったら速攻寝ちゃいました(笑)
シャワー等の施設は一切ないのですがキャンプ場のすぐ近くには綺麗な川がながれているので、服を着たまま川に飛び込んで水浴びしました。気持ちよかったなあ。
翌日は谷底を探索。これはBlack Bridge。その名の通り黒い橋。
こういう洞窟通るとものすごく冒険している気分になれます。
ツアーに申し込めば馬に乗って周辺の探索もできたらしい。
ファントムランチにはオシャレなロッジも。割高だけど軽食も可能です。
探索を終えた後、ここでのんびりと地図や地球の歩き方と睨めっこしつつ、以降の旅路を考えながら過ごしました。
最終は日が昇ってすこしゆっくりしたのち、降りてきた道をそのままのぼり、Mather キャンプ場へ帰りました。
時間帯が違うとこんなかんじで日の当たり方がかわり、行きとは全く違う景色を楽しみながらのぼることができました。
帰りは登りなのになぜか順調に登ることができ、6時間ほどで山頂まで戻ることができました。
自転車乗り的には登りの方が使う筋肉的に相性がいいのかも。
ごほうびに少し高かったですが山頂のレストランで昼食を。
お疲れ様でしたー!
まとめ!
いやー、軽くダイジェストのつもりがかなーり長くなってしまいました。
写真も撮り直し込みで400枚近く撮っていました・・・。
それだけ、グランドキャニオンで過ごした一週間は僕にとって印象深い、刺激あふれる日々だったってことですね!
約4年経った今こうして思い出しながらブログを書いているだけでも興奮してきます。
紹介したとおり、グランドキャニオンは定番の朝焼け、夕焼けだけではなく、夜空、トレッキングと様々な楽しみ方ができます。
海外旅行に行ったことない人にも「一生に一回は行くべき!」と心からオススメできる場所ですね!日本じゃ到底味わう事のできないスケールのでかい大自然を味わう事が出来ます。
どうせ行くんなら1~2日滞在するだけでなく、滞在可能期間フルで満喫することを強くオススメしたい。
きっと一生忘れられないワイルドな生活を楽しむことができますよ!
・・・僕も死ぬまであと10回ほどは行きたいな。