【北中米自転車旅行記】グランドキャニオン~モニュメントバレーの旅の記録【2013/9/25-27】
グランドキャニオン出発
グランドキャニオン、Mather ポイントの見納めの朝日。
到着したのが9/18。出発が9/25とまさに一週間フルで楽しんでたんだなあ・・・。
最高の一週間でした!
グランドキャニオンは心の底から一生に一回は見るべきとおすすめできる場所ですね!
日本じゃなず見ることのできないスケールのでかい絶景を楽しめるだけじゃなく、快適なアウトドア生活をおくることができます。
絶対また来るぜ!
この時は満月とタイミングが被ってしまったので、次は新月の時期を狙っていきます。
正確な距離は忘れてしまいましたが、確か240kmぐらい、地図でみるとこんな感じの道のりを3日かけて走りました。
天気も良好で気持ちの良い再出発!
ではあるのですが、グランドキャニオン国立公園からCameronという町までの道のりはひたすらアップダウンを繰り返すので、
Williamsからグランドキャニオンまでの道よりはるかにキツかった記憶があります。
1000m近く標高上ったはずなのに・・・
途中小さなビューポイントもあったりするので、休憩がてらしっかり寄っています。
Desert Viewという大きなビューポイント。
砂漠の塔の展望台。
グランドキャニオン国立公園からは標高もだいぶ下っているので、植生もだいぶ変わっています。
ビューポイントによって全然見える景色が変わるのでおもしろいんですよね!
ちなみに気温も国立公園だとだいぶ寒かったのが、ここまで来ると半袖でも大丈夫なくらい暑くなっています。
Desert Viewポイントにはストアもあるので、ジュースとパンを買って昼飯。
このArizona社のジュースはアメリカのメジャーなメーカーのようで、どのストアに行っても置いてあります。
1ドルで500ml。これはストレートティーですが、スイカ、緑茶(砂糖入り)、メロン味などバリエーション豊富で結構重宝してましたね!
緑茶は日本の緑茶をイメージして飲んだら、激甘でふきましたね(笑)
うまいっちゃうまかったけど。
グランドキャニオン東側の関所。これでグランドキャニオンは終わりなので、超寂しかったですね・・・
関所を過ぎたあたりからはアップダウンも収まり、ひたすら下り道。
気持ちよくはあるんですが、自転車乗りとしては稼いだ標高貯金が消化されるのってなんか複雑な気持ちになるんですよね^^;
たぶん、あるあるだと思います。
このあたりから土産物屋をちらほら見かけるようになるのですが基本人の気配がないとこばっかなんですよね。謎。
ここから先は基本サバンナちほー的な砂漠の景色が続きます。
グランドキャニオンと違ってカラっとした暑さの中走っていく形になります。とはいえロサンゼルス~ラスベガスあたりの砂漠よりかは暑くなく、わりと快適。
アメリカ~メキシコだと水は1ガロン(3.79L)のボトルで売られています。
グランドキャニオンで給水場があったのでたんまり補充してきたのですが、しばらく使っていたボトルにいつの間にか穴が開いてて全部流れてしまって絶望していた時の写真です・・・
自転車にとって水はライフラインなので、この時は割とあせってました。
ちょっと走ったところにストアがあって、無事新しい水を買えたので事なきを得ましたが。
グランドキャニオンをおりきってからモニュメントバレーまでは基本こんな感じの荒野をひたすら走っていく感じになります。
地平線まで何もないような道を進んでいくような旅はバイクのり自転車のりとしては結構憧れるもので、超楽しかったですね!
まあ変わり映えしないから途中で飽きるんですが。
移動開始1日目はCameronという小さな町(っていうか集落?それらしいものを見かけなかった)の工事現場らしき場所で人目につかないように野宿。
ちなみに、野宿のときは基本タオルを水で濡らし、体を拭いています。
髪まではさすがに洗えないので、途中で公園・トイレを見つけたら水道で洗濯+髪を洗ってました。
洗濯した服は自転車の荷物に括り付けて走っていれば一日で乾きます。
出来れば毎日ちゃんと風呂入ったりシャワー浴びたりしたいのですが貧乏自転車旅行だとなかなかきびしいんですよね・・日本は大抵どこ行っても温泉なり銭湯なりあったりするので、ホント旅しやすいですよね。
二日目
2日目スタート。荒野で野宿すると日の出がホント気持ちいい。
2日目はほとんど荒野をひたすら走るだけなのでぶっちゃけあまり写真はとっていません(笑)
Tuba Cityのガソリンスタンドにて、マックと大きめのストアがあったので補給がてら昼休憩。
アメリカ&メキシコってガソリンスタンドがコンビニ的な位置づけで、基本軽食やら買えるストアがついているんですよね。
マックで飯食べてたら話しかけてきてくれたおじさん。
ナバホ族の方で、日本に友達がいるらしい。
かなり親切な方で、ハンバーガーおごってもらいました!
こういう人との出会いも旅の醍醐味の一つ・・・やめれられない!
でも楽しくて話し込んでしまうと予定が狂いまくってしまうので、ほどほどにして出発しなければいけないのが旅人のつらいところ・・・
あとはこの日はこんな感じの草原をひたすら走っていくだけでした。
気持ちいいんだけど、ホント変わり映えしないし、逆風だったから辛かった記憶しかない・・・
自転車乗りにとって上り坂と逆風は本当に宿敵です。
日が沈んできた・・・だいたいこれぐらい日が沈んで来たあたりで野宿スポットを探し始めます。
道からちょっと外れたところにいい感じの木陰があったのでテント設営。
途中でよったストアにインスタントラーメンが売っていたので購入。
日清・マルちゃんはアメリカでも頑張っています!40セントとかで買えるので重宝していましたねー!
ちなみに、牛肉風味、チキン風味と表示されていますが、味はそれぞれ日本の醤油・塩
味とほとんど同じだったりします。こういう国によって小さな違いがあるのも面白いですよね。
かったピクルスも入れて申し訳程度の野菜をトッピング。
保存のきく食材は旅人のトモダチ。
三日目
さて、3日目もスタート。相変わらずひたすらまっすぐこいでいくだけなので、過程の写真は少なめです・・・
途中のストアで売っていた謎の野菜たち。かぼちゃ?うり?
カエンタという街に到着。二日目と違って追い風だったのでかなり快適に進みました。追い風は自転車乗りのトモダチ。
中華屋にてちょっと奮発してチャーハンセットを注文。
日本で食べる中華に比べてだいぶ大味で量も多いのですが、僕は割と平気で食べれちゃいます。
アメリカは飯がまずいってよく言われるけど、そんなこともなかった気がします。後日の日記で出ますが、テキサスのステーキはむしろ絶品でしたねー!
カエンタの街を発ったあたりからだんだんと景色がかわり、っぽさが出てきます。
テンションあがってくるー!
道路標識とマイ自転車のツーショット写真。自転車乗りあるある。
マイル(約1.6km)表示なので、モニュメントバレーまであと16kmぐらい。
遠目に見えてきた!!!
でも路側帯が狭すぎて割とびくびく走っています。
アメリカに入ってからしばらく走っていたアリゾナ州(ラスベガス近辺だけネバダ州だったけど)もこれで終わり。
ここからはユタ州ということで記念にパシャリ。
モニュメントバレーに到着!!
これぞまさにアメリカ西部!って感じの景色ですよね!!!
ちなみに公園の入園料は20ドルで、ナショナル公園パスは使えないらしい。
一回入ったら一定期間は出入り自由な模様。
お金払ってジープツアーに申し込めば奥まで行けるようですが、100ドルだとか150ドルだとか払う必要があるっぽかったです。(ナバホの人は英語訛りがあるようで、僕の拙い英語力じゃあまり聞き取れなかった)
貧乏旅行者にゃちょっと払えない額だったので断念。
観光地のナバホさんたちは商魂たくましく、ちょっとお高めな値段設定されていることが多くてそこがちょっと残念でした。親切でいい人も多いんだけどね。
ちょっと本気でムカッと来たので晒しあげ。(一応プライバシーに配慮)
公園のレンガの手すり部分に名前彫っている人がいました。
どんだけ自己顕示欲高いんだよ!
たまーにこういうことしてニュースになることありますが、同じ日本人として恥ずかしいので本当に辞めてほしい。
ビューポイントのそばにはわりと新しめなホテルができていました。
少し前まではモニュメントバレーを眺めることができる所に無料のキャンプ場があったらしいのですが、このホテルができてからそのキャンプ場はなくなってしまい、入園料も取るようになったとのこと・・・
仕方ないけど、いしだゆうすけさんの本読んで楽しみにしていただけに本当に残念。
(いしだゆうすけさんはそのキャンプ場にテントはって、ひたすら朝焼け&夕焼けを見ていた)
↑ちなみに、僕が本気で自転車世界旅行をしようと思ったきっかけの一つである本です。旅好きなら読むだけでマジで心が沸き立つ内容なので、超おすすめ!
モニュメントバレーといったら夕焼けみなあかんやろ!!到着してからひたすら2時間近く夕焼けを待ちました。
まあこの景色見るためなら入園料20ドルなんて安いもの。グランドキャニオンでもそうだったけど、赤い地肌に夕日は本当に映える。
天気も快晴でほんと最ッ高!!!
ちょっとシーンやホワイトバランスを変換して異世界風の写真も撮影。
一眼レフってこういう遊びもできるので楽しいですよね。盗まれちゃったけど・・・
また欲しい。
夜は近くのキャンプ場で一泊。
工事現場にあるようなトイレしか置いてない、水道もない小さなキャンプ場で10ドルってのは高くないですかねえ!?
お金払うのはいいけど、払わせるんだったら最低限の施設くらいは整えてほしい!
でも、なんだかんだで同じキャンプ場に泊まっていた老夫婦がキャンピングカーに招いてくれて、ビールやおつまみをごちそうしてくれたので大満足。
奥さんがドイツ出身で、海外を旅してる時に出会ったとかなんとか。
素敵な夫婦だったなー、超やさしかったです。
そこはかとなく亡くなった母方の祖父に似てました。
アメリカではキャンピングカーで旅している人によく出会いましたが、憧れますね!
やぎべーさんではないですが、僕もいつか家族を築けたらキャンピングカーかって世界一周とかやってみたいですね。
快適さと旅してる感を兼ね揃えた最強の旅の手段な気がする。
とまあ長くなってしまいましたが、モニュメントバレー編はまとめると
- 荒野走行は最初はテンションマックスだけど飽きる
- モニュメントバレーはまさに西部劇!夕焼け時は特に格別!
- 旅の出会いは一生の思い出!
こんな感じです。
ここまででロサンゼルス-ラスベガス-グランドキャニオン-モニュメントバレーといったアメリカ編の最大の見どころは終わってしまいましたが、
まだ友達に会いにダラスにいったりしていますので、引き続きハイライトで記事を書いていこうと思います。